国土面積

51万4,000平方キロメートル（日本の約1.4倍） 　以下 2012年6月現在

人口

6,593万人（2010年）（タイ国勢調査）

首都

バンコク　

民族

大多数がタイ族。その他，華僑，マレー族，山岳少数民族等。

言語

タイ語

宗教

仏教　94％，イスラム教　5％

在留邦人数

46,232人（2010年10月）

在日当該国人数

41,279人（2011年8月19日発表：外国人登録者）

最近の経済状況

タイ政府は，日本をはじめとする海外からの直接投資を梃子としつつ，工業化による輸出促進政策を推進した。かかる政策は奏功し，タイは1980年代後半から急速な経済発展を遂げた。その一方で，資本財，中間財等の輸入増大により，経常収支は恒常的に赤字であった。 バーツが米ドルにほぼ固定され，海外で調達された資金が不動産に流れ込むこと等によりタイ経済がバブル的な様相を呈する中，国際的投機筋の動きもあり，バーツ切り下げの圧力が高まった結果，1997年7月タイ政府は，変動相場制を導入，バーツは大きく売り込まれた。このような動きは他のアジア諸国に波及し，いわゆるアジア経済危機が発生した。タイ政府は，ＩＭＦ及び日本をはじめとする国際社会の支援を受け，不良債権処理など構造改革を含む経済再建に努力し，タイ政府の財政政策を含む景気対策，好調な輸出などにより低迷を続けていた経済は，その後回復に転じた。 2001年2月に発足したタクシン政権は，従来の輸出主導に加えて国内需要も経済の牽引力とすることを訴え，農村や中小企業の振興策を打ち出した（「ドュアル・トラック・ポリシー」）。これらの内需拡大政策の効果と見られる個人消費の活性化等もあり，経済は2007年頃まで比較的高い成長を続けた（タクシン政権は，2006年9月にクーデターにより崩壊）。 2008年，内政の混乱に加え，リーマン・ショックに端を発した世界経済危機の外需減退を受けて，輸出が減速を始め，景気は低迷した。2008年，2009年の成長率は，それぞれ2.5％，－2.3％と近年にない低いものとなった。これに対しタイ政府は，大規模な財政支出による景気刺激策をとりつつ，経済の下支えを図った。その後，海外の輸出市場の景気回復にともない，タイ経済も回復。2010年は7.8％の成長率を記録した。2011年は当初3.5～4.5％の成長率を見込んでいたが，大規模洪水被害の発生により，これを0.1％に下方修正している。

名目GDP総額

3,457億ドル（名目，2011年）

一人あたりGDP

5,394ドル（2011年）

実質GDP成長率

0.1％（2011年）

総貿易額

（1）輸出　2,288億ドル（2011年）　（2）輸入　9,407億ドル（2011年）

消費者物価上昇率

12.1% （2007年を基準年とする）

失業率

0.4％（2011年）

主要貿易品目

（1）輸出　コンピューター同部品，自動車・同部品，宝石・宝飾品，電子集積回路，天然ゴム　（2）輸入　原油，産業機械・同部品，電気機械・同部品，鉄・鉄鋼，集積回路基盤

主要貿易相手国

（1）輸出　1.中国　2.日本　3.米国　（2）輸入　1.日本　2.中国　3.マレーシア　（2010年）

通貨

バーツ　1ドル＝約30.49バーツ（2011年平均）

簡単な略歴

タイ王国の基礎は13世紀のスコータイ王朝より築かれ，その後アユタヤ王朝（14～18世紀），トンブリー王朝（1767～1782）を経て，現在のチャックリー王朝（1782～）に至る。1932年立憲革命。

当該国進出企業

1,327社 （2011年4月　バンコク日本人商工会議所会員数)

インターネットユーザー数

18,310,000人　（27.4%）　2011年12月末現在

普及率（PC）

22.8%

普及率（Mobile）

113.2%

普及率（タブレット）

26%　（2011年　Source : Nielsen)

フェイスブック人口

14,235,700人　（21.3%）　2012年3月末現在

検索エンジンランキング1位

Google (2012年3月 Sourse : ComScore)

検索エンジンランキング2位

Microsoft

検索エンジンランキング3位

Yahoo!

概況

タイのインターネット普及率は27パーセントで、利用者の多くは都心部に住んでいる。インターネット利用には主に携帯電話が使われており、それに次いでデスクトップが使われている。

最近はネットショッピングの利用者が増え、オンライン広告から購入を検討するケースが多いことが指摘されている。

(2011年11月末現在)　引用元「外務省調査」