国土面積

14万4千平方キロメートル（日本の約4割）　以下 2011年10月現在

人口

1億4,231.9万人（2011年3月、バングラデシュ統計局）、年平均人口増加率：1.34％（2011年、バングラデシュ統計局）

首都

ダッカ

民族

ベンガル人が大部分を占める。ミャンマーとの国境沿いのチッタゴン丘陵地帯には、チャクマ族等を中心とした仏教徒系少数民族が居住。

言語

ベンガル語（国語）、成人（15歳以上）識字率：56％（UNDP 2011年）

宗教

イスラム教徒89.7％、ヒンズー教徒9.2％、仏教徒0.7％、キリスト教徒0.3％（2001年国勢調査）

在留邦人数

499人（2010年10月1日現在）

在日当該国人数

約1万人（2008年現在、在京バングラデシュ大使館への登録者数）

最近の経済状況

2009年度（2008年7月-2009年6月）のバングラデシュ経済は、2008年秋以降の世界金融危機による影響をそれほど大きく受けず、5.7％の経済成長率を達成した。背景として縫製品輸出や海外労働者送金の安定的伸長といった要因があげられる。他方、縫製品輸出や海外労働者の海外送金に依存するところが大きく構造的に脆弱であるため、産業の多角化と電力・道路等の基礎インフラの整備が課題である。 バングラデシュの財政は慢性的な赤字となっており（2007年度の財政赤字の対GDP比は3.7％、2008年度6.2％、2009年度4.5％と推移している。）、これを外国援助と国内銀行借入等で補填する構造となっている。これは、主に政府の徴税能力及び歳入基盤の脆弱性、また非効率な国有企業に対する財政による赤字補填に起因している。 予算は主に一般予算（Revenue Budget）と開発予算（Annual Development Budget）により構成され、2011年度（2010年7月-2011年6月）予算案ではそれぞれ8,728億タカ、3,850億タカとなり、全体として1兆3,217億タカの対前年補正比19.6％増の拡張型予算となっている。2011年度予算案では全体の33.3％が社会開発、30.4％がインフラ構築事業に当てられ、社会開発分野においては、主に人間開発（23.9％）に、また、インフラ構築分野においては、農業・農村開発（16.9％）、運輸（7.0％）、電力・エネルギー（4.6％）に優先的に配分。

名目GDP総額

998億ドル（2010年、世銀）

一人あたりGDP

684ドル（2010年度（2009年7月～2010年6月）暫定値、バングラデシュ中央銀行）

実質GDP成長率

6.0％（2009年度、バングラデシュ財務省）

総貿易額

（1）輸出　16,236百万ドル　FOB　（2）輸入　21,388百万ドル　FOB

消費者物価上昇率

6.5％（2009年度、バングラデシュ財務省）

主要貿易品目

（1）輸出　ニットウェア（40.01％）、衣料品（37.11％）、ジュート製品（3.33％）、冷凍魚介類（2.7％）、革製品（1.42％）　（2）輸入（暫定値）　繊維（10.3％）、石油製品（9.8％）、鉄鋼製品（7.4 ％）、機械機器（7.0％）、綿花（6.4％）、化学薬品（4.7％）、肥料（4.7％）、穀物類（4.3％）、食用油（4.3％）

主要貿易相手国

（1）輸出　米国、ドイツ、英国、フランス、オランダ、カナダ、イタリア、ベルギー、日本（9位）　

通貨

タカ　1米ドル＝69.18タカ（2010年度平均、バングラデシュ中央銀行）

簡単な略歴

1947年8月14日 パキスタン（東パキスタン）として独立
1971年12月16日 バングラデシュとして独立

当該国進出企業

130社（駐在員事務所含む、2012年2月　JETRO）

インターネットユーザー数

5,501,609人　（3.5%）　2011年12月末現在

普及率（PC）

3.1%

普及率（Mobile）

56.5%

フェイスブック人口

2,520,680人　（1.6%）　2012年3月末現在

概況

バングラディッシュは、世界第7位の人口の多さを持つが、土地の広さは94番目と人口密集の激しい国である。そのため、広い範囲でのインフラを整えなくとも、多くの国民にインターネット接続を可能にすることが出来る。

バングラディッシュにインターネットが入ってきたのは、1996年頃だが、ここ10年間の伸びは著しい。

今後経済発展やインフラ整備が課題となっているが、ここ数年間は、携帯電話人口の伸び率も著しい。

(2011年11月末現在)　引用元「外務省調査」